①.従来より一つ多く地上子を配置した線区では、制動距離確保の効果により130km/h運転が可能
②.客車による機関車列車に対応した速度パターンを導入
また、曲線・分岐器制限とも連動するほか、急行線では誤通過防止機能を標準装備します。
《このシステムの特色》
地上側主体システムで、基本的に車上データベースが不要。これによりATCシステム更新時に乗り入れ他社車両に改修を要求せずに済み、自社車両も改修の必要がない。臨時ダイヤや工事区間にも柔軟に対応。
運転台に運転士携帯メモリーコネクタを設置、運転士が業務開始前に受け取るメモリーを差し込んで、特に臨時ダイヤなどの時により細やかな運転支援機能を提供(地上側主体システムのため、メモリーがなくても通常運転は可能)。
ATS発信可能地上子を対応位置に配置することにより、地上ATCシステムから擬似的ATS信号を発信し、必要に応じて地上信号機表示もすることで、ATS車両も運行可能(伊勢崎本線方面からの列車や8000系臨時列車など)。ただし、その場合、安全性の都合上前後を走る列車が制約を受ける。(過去にATSから切り替えたため、信号機がまだ残っており、これをATCシステムと連動させ、適時地上信号機表示も可能とする。)
メーター横の信号現示と共に、iPad位の大きさの縦置き11インチ大型グラフィック表示と音声喚呼により、運転士に分かりやすく進路情報や速度制限、前後の列車位置などを提供し、運転を支援、認識ミスを防止。3回路先までの現示情報や速度制限、進路予告などを提供して運転操作の見通しを良くし、無駄な操作の削減や乗り心地向上に寄与。
備考:そのほか、停止位置補助機能や誤通過防止などの拡張機能を含む。